生卵の中にある白いひものような物は何なのでしょうか。
卵黄が壊れないように卵の中心に安定させるための、言わば安全ベルトの役割をしています。
取り除いてしまう人も多いと思いますが、食べても何ら問題はありません。
むしろ、カルシウム、リン、鉄、カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、シアン酸など、栄養価が高く抗酸化作用や免疫作用が期待できる成分が豊富に含まれています。
捨ててしまわずに、卵黄や卵白と一緒にお召し上がりください。
卵を食べるとコレステロールが心配です…。
最近の研究では、コレステロールを多く含む食品が動脈硬化の原因ではない事が明らかになっています。
卵の脂肪酸は、悪玉コレステロールの元になるミリスチン酸がほとんど含まれていないうえに、悪玉コレステロールの値を低下させる働きのあるオレイン酸が豊富に含まれています。
また、卵黄に含まれるレシチンというリン脂質は、体内でのコレステロールの蓄積を抑え、オレイン酸・レシチンともに、
善玉コレステロールを増やす働きがあることが実験でも証明されています。
食事から取る1日のコレステロール適正量は500~600mgと言われていますが、卵1個には約250mgのコレステロールが含まれていますので、健康な人であれば1日1~2個を摂取できることになります。
パックに書いてある賞味期限の意味を教えてください。
ラベルに記載されている冷蔵方法で期間内保存されていた場合、生食で安心してお召し上がり頂けます。
但し、常温で長時間放置していたり、ヒビが入ってしまった場合、期間内であっても生食は避けてください。
お召し上がり頂く場合は、品質を良くお確かめの上、充分に加熱処理してください。
美味しく保存するにはどうしたら良いですか?
卵を購入したら、すぐに10℃以下の冷蔵室で保存しましょう。
卵はとてもデリケートです。
殻には小さな穴(気孔)があいていて、外部のにおいや細菌を吸収しやすいので、においの強い食品は近づけないようにして、庫内を常に清潔な状態に保ちましょう。
また、殻にヒビが入った卵は、カビがはえたり腐ったりしやすいので、早めに加熱処理してお召し上がりください。